久々に日記を書く。久々ついでに書くと、昨日から半月ぶりに読書を生活に組み込むようになった。
ロス・マクドナルドの「さむけ」を半月くらいかかってようやく読了。実際に本を手に取っていた日数はそのうちの三日くらいではないだろうか。今はサリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」を読み始めた。
「ライムギ畑でつかまえて」を読んだときは正直よくわからなかった。なるべく大事に、できることなら感覚を空けずに読みたいと思っている。
最近はとにかく将棋が楽しい。生活の中で大きな位置を占めるようになってきている。
前に買った詰将棋の本を開く気はここ半月ほどまで全くしなかったのだけれど、ここ三日ほどは進んで読むようになった。
自分の感覚でどう転んでも詰まないような局面で、三手で詰むと本が断言していて目が回りそうになる。それから三分くらいかけて検討してみると確かに詰むな、と頷かされる。
詰みがあると言われたからこそ収束への変化を読む頭脳に切り替わるもので、普段の対局時ではより負けにくい形、有利な展開を意識して指すのでまず意識がいかない。
詰将棋をやっていて助かるのは、「この局面なら詰むだろう」という感覚がより精度が高く、そして鋭敏になっていくということである。これは本当に大きい。
今でも実戦でよく出てくる送りの手筋などは、実際出てきてもよくわかる。そういう自分にとっての当たり前がじわじわと広がっていくことで強くなっていくのだと思っている。